よくある質問
ピル
Q. 低用量ピルって何ですか?
A.
経口避妊薬のことで、女性特有のホルモンを補充し、ホルモンバランスを整えるお薬です。
ピルを服用すると、それらのホルモンの働きにより脳は「妊娠した」と勘違いし、卵巣は排卵する必要が無くなり休眠した状態になります。 これにより、妊娠が起こらなくなります
Q. 避妊の効果はどれくらいありますか?
A.
ピルを正しく服用を続けた際の妊娠確率はほぼ0%です。
Q. 飲み始めてから避妊効果が出るまで、どれくらいの期間かかりますか?
A.
確実な避妊効果を期待できるのは、服用開始後8日目以降です。
正しく服用を続けていれば、2シート目以降は、第1日目から避妊効果があります。
Q. 避妊をやめたい場合、ピルの服用をやめてから妊娠できるようになるまでどれくらいかかりますか?
A.
服用を中止後しばらくすれば、すぐに妊娠可能です。
1ヶ月以内に排卵するケースがほとんどです。その後の胎児への悪影響もありません。
Q. 避妊以外にどのような効果があるのでしょうか?
A.
以下のような効果があります。
・生理周期を自分でコントロール可能になります。
・生理周期が28日周期で一定になります。毎月のスケジュールが立てやすく 「いつ生理がくるかわからず困る」といった悩みが解決します。
・生理痛が緩和されます。
・生理の出血量がかなり少なくなります。
・にきびや多毛が改善する場合があります。
・骨粗しょう症になりにくくなると言われています。
・関節リウマチの予防になると言われてます。
・生理前のいらいら、頭痛、不安感、うつ症状が緩和されます。
Q. トリキュラー、マーベロンの違いを教えてください。
A.
トリキュラー・マーベロンのそれぞれの特徴として、
・トリキュラーは、自然の生理サイクルに近くなるように設計されており、副作用が少なくなっています
・マーベロンは、ニキビなどの原因になるアンドロゲン作用(男性化作用)を抑える効果があり、ニキビに悩む方に人気です
当院では様々なピルの中でも使用実績が多く、より安全性が高いと思われるものを選び、この2種類を提供させていただいています
Q. ピルを飲んでいたら妊娠しにくい体になるということはありますか?
A.
ピルを使用している期間中はほとんど妊娠することはありません。
しかしピルの服用をやめて1ヶ月程度で排卵が起こるようになり、その後妊娠することは可能です。この時の妊娠可能性はピルの服用前後で変わりはなく(年齢などその他の要因の影響は受けます)、逆に子宮内膜症などの不妊の原因となる疾病の予防効果もあります。
Q. 将来妊娠した時、子供に影響はありますか?
A.
低用量ピル、アフターピルのどちらもその後の妊娠に影響は与えません。
しかし、すでに妊娠が確定してしまっている場合の調査はされていませんので、妊娠の可能性がある場合には、先にそちらの検査をされてからご使用ください。
Q. 何歳から飲むことが可能ですか?
A.
月経が始まっていれば10代から内服できます。
定期的に子宮がん・乳がん検査をうけていただくなどすれば、閉経まで何年でも続けることかできます。
Q. 副作用が怖いです。どのような副作用があるのでしょうか?
A.
重い副作用が起こる確率は非常に少ないです。
服用開始のころは、今までとホルモンバランスが変わるため、吐き気、頭痛、不正出血、乳房の張り、倦怠感といった症状を訴える方がいらっしゃいます。
しかし、数ヶ月以内に体が慣れ、症状が治まる方がほとんどです。
ごく稀に血栓症、心筋梗塞、脳卒中などの重い副作用が発生する可能性もありますが、数万人に1人あるかどうかの割合で、ピルを服用してない人と比べて危険性が圧倒的に上がるといったことはありません。
Q. 毎日内服しないといけないのでしょうか?
A.
毎日服用することで効果が出ます。
飲み忘れないよう服用時間を一定にするなどの工夫をされる方がいらっしゃいます。
Q. 飲み忘れてしまったらどうすればいいのでしょうか?
A.
以下のように対処してください。
・1錠飲み忘れた場合: 飲み忘れに気づいたときに1錠すぐ飲み、その日も通常通りに飲んでください。つまり、その日は1日2錠飲むことになります。
・2錠以上飲み忘れた場合: 飲み忘れた錠数や日にちによって異なります。医師にご相談ください。
なお、28錠タイプの場合ですと、22番目から28番目の薬には薬剤が含まれていません。そのためそれらをもし飲み忘れてしまっても、問題はありません。
Q. 毎日、どのようなタイミングに飲むべきなのでしょうか?
A.
時間帯が多少バラついたとしても効果に変わりはありません。
ただし、飲み忘れを防ぎ、習慣化するためにも、飲む時間やタイミングを決めておく、ということをオススメしています。
朝起きてすぐ、歯磨きの後、出社する前や家から出かける前、就寝前、など、毎日欠かさずする行動のなかに組み込んでおくといいでしょう。
Q. 低容量ピルを飲み始めるタイミングはいつですか?
A.
低容量ピルは1日1錠毎日同じ時間に忘れずに飲むことが大切です。初めて飲む方は通常月経が始まった日から飲み始めてください。
Q. 低容量ピルは長期飲み続けても大丈夫ですか?
A.
血栓症のリスクがなければ、服用期間に制限はありません。
Q. ピルを飲んでいるときに、受けた方がいい検査はどのようなものがありますか?
A.
定期的な血液検査や子宮などの検査を定期的に行うことをオススメします。
Q. ピルを飲むと太ると聞くのですが、本当でしょうか?
A.
低用量ピルによって太ることはまずありません。
日本で行われた臨床試験において、体重が有意に増えたということもありません。むくみなどによる体重増加がもし起こったとしても、時間とともに落ち着きます。
Q. 21錠タイプと28錠タイプがありますが、何が違うのでしょうか?入っている成分が違ったりするのでしょうか?
A.
入っている成分や身体に与える効果は全く同じです。
両者の違いは「偽薬(プラセボ)が含まれているかどうか」です。
・21錠タイプは、21錠すべてにホルモンが含まれていますが、28錠タイプは、ホルモン剤21錠+偽薬7錠となっています。飲み終えた後、7日間休薬してまた次のシートを飲み始めます。
・28錠タイプは、偽薬も合わせて飲み続けるために、毎日飲み続ける習慣をつけ、飲み忘れを防ぐのに効果的です。
当院では飲み忘れのリスクを考慮し、28錠タイプを処方しております
Q. 低用量ピルを飲めない人はどのような人ですか?
A.
まずは医師と相談してください。一般的には、以下の人は飲めないと判断される可能性がございます。
・以前低用量ピルを服用してアレルギーを起こした人。
・乳がん、子宮頸癌の疑いのある人
・原因不明の不正出血のある人
・血栓性静脈炎、肺血栓症、脳血管障害、冠動脈疾患にかかったことのある人
・35才以上で1日15本以上のタバコを吸う人
・偏頭痛のある人
・心臓弁膜症のある人
・血管病変のある糖尿病のある人(糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症)
・血栓性素因のある人
・抗リン脂質抗体症候群の人
・重症の肝疾患のある人
・高血圧のある人
・耳硬化症のある人
・妊娠中に黄疸、持続性掻痒症または妊娠ヘルペス症状のあらわれたことのある人
・妊婦または妊娠している可能性のある人
・授乳中の人
・初潮前の女性
Q. 低用量ピルを飲む際に注意しないといけない人はどのような人ですか?
A.
以下の人は、注意が必要ですので、よく医師と相談してください。
・40歳以上の人
・家族に乳がんになった人がいる、乳房にしこりのある人
・喫煙者
・肥満
・家族に血栓症の人がいる
・前兆のない偏頭痛
・心臓弁膜症
・軽度高血圧
・糖尿病またはその疑いのある人
・ポルフュリン症の人(激しい腹痛とともに褐色尿が出るなど)
・肝障害のある人
・心疾患、腎疾患、またはその既往のある人
・てんかんの人
・テタニー(手足の痙攣)のある人
Q. ピルを服用中に出血してしまいました。服用をやめるべきでしょうか?
A.
低用量ピルを服用開始後、ホルモンが完全に安定するまで性器出血がみられることがありますが、中止せずに服用を続けてください。
通常、一ヶ月以内に出血はおさまります。出血が長引くといった場合には、医師にご相談ください。
Q. ピルを使う人はどのくらいいますか?
A.
日本では普及率が1%程度なのが現状です。
しかし世界に目を向けると全世界平均で約20%、ヨーロッパ各国などでは約40%ほどと、非常に広く服用されています。
Q. ピルを飲むと癌のリスクが上がるって聞きましたが、本当でしょうか?
A.
日本で行われた研究では「低用量ピルと各種癌の発症に相関関係はない」としています。このことから、低用量ピルの服用で癌のリスクが上がるとは言えません。
Q. 他にどのような注意点がありますか?
A.
ピルの内服によって避妊効果は得られても、クラミジアなどの性感染症は防ぐことはできません。性感染症を予防するためには、コンドームを使用することが必要です。
Q. アフターピルはどのような効果があるのでしょうか?
A.
アフターピルは避妊に失敗した際に緊急避妊をするための薬です。性交後72時間以内に服用することで99%以上の避妊効果が得られます。
Q. オンライン診療でもアフターピルを処方してもらえるのでしょうか?
A.
当院では、オンライン診療でも処方を行いますが、行為があったタイミングから、72時間以内に服用しないといけない、ということもあり、配送トラブル等による遅延のリスクに対する責任を取りきれないために、出来るだけ対面での診察をオススメしています。
もし、どうしてもオンライン診療でもらいたい、という場合には、そういったリスクもご理解いただいた上で処方しています。薬がお手元に届きましたら、出来るだけ速やかに服用してください。食事の影響を受けないため、食後などの指定はございません。
Q. アフターピルを飲むときの注意点にはどのようなものがありますか?
A.
アフターピルを使用すると数日〜3週間以内に消退出血と呼ばれる出血が見られたり、吐き気や頭痛などの副作用が見られる場合がございます。あまりにひどい場合には当院にご連絡ください。
アフターピル自体はアルコールなどの影響を受けませんが、飲み過ぎや食べ過ぎによる下痢などが生じますと、薬効が十分に出ないまま排泄されてしまうことが考えられます。あまり神経質になる必要はありませんが、過度な飲酒や慣れないものを食べるのは控えることをオススメします。